会陰切開の傷を早く治す方法

それはズバリ、

1、円座には座らない

2、石鹸で傷口を洗わない

3、大股で歩かない

 

ようやく出産を終えてほっと一息ついている暇もなく、体のあちこちの痛みに耐えながら早速子育てが始まります。私も2回の出産を経験し、産後の辛さを身に染みて感じました。特に、会陰切開のキリキリとした痛みが続き、なかなかうまく座ることもできず非常にストレスでした。私は2回の出産を違う病院でしましたがどちらの病院も会陰切開後のケアについては何も教えてくれませんでした。でも妹が出産した産院では早く治すためのケアを丁寧に教えてくれており、それを伝授してもらった私は、2回目の出産後の傷の治りがとても早かったです。

 

さて冒頭の3つを解説しましょう。

1、円座には座らない

これには驚いた方も多いと思います私もそのうちの1人です。じゃあどうやって座るのか、柔らかいクッションや座布団の上にゆっくりと座ることです。円座に座ることによって実は傷口周りの皮膚が引っ張られて刺激になってしまいます。そもそも傷口を刺激しないためにはできるだけ横になっていた方が良いのですが食事や授乳など、座らなくてはできないこともあります。ですのでその場合は柔らかいクッションや座布団を敷いた上にゆっくりと座ることで実はあまり痛むことなく座っていられます。

正座や横座りあぐらなどもNGです。それらはすべて傷口部分を刺激するからです。

 

2、石鹸で傷口を洗わない

産後は悪露なども続いており臭いや汗も気になるのでつい清潔にと思って石鹸で洗いたくなります。でも石鹸は洗浄力がとても強いのでかえって傷口部分の皮脂を必要以上に取り除いてしまい、乾燥して傷口の治癒力を減少させてしまうのです。シャワーする時は、背中や腰あたりにシャワーを当ててお尻から自然につたってくるお湯で流すだけで充分です。間違ってもシャワーを直接傷口部分には当てないでください。どうしても気になる場合は陰毛や太もも周りのみ石鹸で洗ってください。

 

3、大股で歩かない

これまでの2つをお読みになった方はもうわかると思いますが大股で歩くことによって傷口が開いてしまい刺激になってしまいます。できれば産後1ヵ月ぐらいは小股で一直線上を歩くようにしてみてください。

 

これらの約束を出来る限り守っていたところ私は退院する頃にはソファー位の椅子なら直接座ることができるようになっていました。2週間後にはもうほとんど痛みを感じない位になっていました。

1人目の時は吸引分娩をしたので傷口が大きかったこともありますが、産後2週間は痛くてまともに座ることができず、1ヶ月経っても歩くのがやっとでした。

 

ぜひすべての産院でこういったケアの方法をきちんと教えて欲しいものですね。